焼酎をおいしく飲めるお店、本鳥久
最近、会う人会う人に、「焼酎のお勉強をしたいのだけど、どこか良いお店は無いでしょうか?」と聞いて回っています。そんな中、紹介されたお店があまりにもすご過ぎたので、記事を書くことにしました。
住宅街の一画にポツンとあるお店
お店は、大阪市営地下鉄 四つ橋線の花園町駅から、すぐのところにあります。直線距離では、ホームの端から端までの方が遠いぐらいです^^;
大通りから一本入ってお店を探すと、住宅街の真ん中に、わかりやすくもひっそりとしたお店があります。
お店の前だけ明るくはなっていますが、住宅街に完全に溶け込んでいます。
入り口は、こんな感じで分かりやすいです。
が、上を向くと、外見は全く普通の家です。
焼酎の瓶がズラリと並ぶ店内
店内には、焼酎の瓶が所狭しと並んでいます。マスターのこだわりで、珍しいもの、他では飲めないようなものを揃えているとの事なのですが、この数には圧倒されます。
焼酎のことをいろいろ教えてくれるので、「さすがですね~!」とマスターを褒めると、「これ、杜氏さんの受け売りなんですよ」と。聞くと、マスターは、毎月一度は九州に足を運び、酒造巡りをするのだそうです。そうして繰り返しながら、杜氏の方々の言葉を聞き、杜氏の言葉をお客さんに伝えるのが自分の仕事だと言うのです。自らの足でこれだけの酒造を巡っているお店は、そうそう見つかるものでは無いのではないでしょうか。
氷を入れたグラスでライティング。オシャレです^^
鳥のお造り15種盛り合わせは、必ず食すべし!
これが圧巻です。鮮度の高い内にいただくので、30分以内に食べなければなりません。スタッフが5分ぐらいかけて説明をするので、実際には25分ほど。
鳥のお造り15種盛り合わせ(20種盛り合わせもあり、そちらは要予約だそうです。ただ、15種の方も食べたい時には予約した方が良さそうです)
特に、この背肝は絶品ですので、じっくりと味わって欲しいです。さばくのに技が必要なため、普通のお店では火を通したものが出てくるので、ここでしか味わえません。
焼酎のお勉強
今回の本題は、焼酎です。焼酎のことをとにかく教えて欲しい。とお願いしたところ、「蔵に行くのが一番です(^^)」とオススメされました。確かに…。棚にあるものを片っ端から飲みたいところですが、さすがにそうはいかず、スタッフの方と相談しながら選んでもらいました。
一杯目は、青とんぼを飲みました。通常の蒸留方法と違って、減圧蒸留という方法を使っているので、フルーティーに仕上がるのだそうです。芋焼酎ですが、キツイ感じが無いので、女性ウケが良いようです。
安納芋の焼酎が無くなっていたので、紅はるかの芋焼酎、池の露をいただきました。甘い芋の香りが感じられます。
芋焼酎は、ロックで味わうものだと思っていましたが、本場九州では、お湯割りで飲むのが一般的だそうです。この黒瀬は、本場とか好みとか関係無しに、やきいも焼酎なので、お湯割りでいただくのがセオリーなのだです。「焼き芋は、暖かい方が美味しいでしょ」とのこと。無濾過の方が濃い味わいでした。
締めに良さそうなもの、とお願いして出てきたのが、こちらの貴匠蔵。優しい味わいでした。