SoftBankから格安SIM(MVNO)に移行するにあたり、端末の対応周波数帯域(Band)が気になった件

先日iPadの契約をSoftBankからDMM Mobileに移行するお手伝いをしたのですが、その方から相談を受け、今度はシンプルスマホ4(707SH)とLenovo TAB3(601LV)をSoftBankから格安SIM(MVNO)への移行するお手伝いしました。

通話や通信容量、端末のスペックなどを検討して、最終的に、707SHはDMM Mobileに、601LVはb-mobile Sを選択しました。

これらの端末のユーザーが格安SIMに移行するケースが少ないせいか、ググってもほとんど情報が出てきませんでした。そこで、あまり需要は無さそうですが、なぜb-mobile Sを選択したのかと、特に注意が必要であろう端末の対応周波数について記録を残します(ただし、周波数帯域や通信方式についての記述は、分かりやすくする為に厳密ではない説明も混ざっていますのでご注意ください)。

 スマホタブレットの通信方式について

国内ではdocomo, au, SoftBankのキャリアが通信サービスを提供し、4GとかLTEとか呼ばれる通信方式を使っています。しかし、実は各社が利用する周波数帯域は微妙に異なっているのです。それを分かりやすく表にしたものがこちらの図です。

https://telektlist.com/wp-content/uploads/2017/11/850c7612116999490846136e772ab7fd.png

(出典: 【2019年最新版】日本の全キャリアの4G周波数帯まとめ | telektlist )

出典元に各社の帯域利用状況の詳しい説明があり、そちらも参考になります。

Lenovo TAB3(601LV)の通信方式

今回気になったのが601LVの電波状況でした。SIMロックを解除しDMM Mobile(docomo)での通信を試みたところ、あまり電波状況が良くありませんでした。通信方式の仕様を確認すると、対応Bandが1, 3, 8, 41(適当に省いています^^)となっていて、SoftBankに特化したような仕様になっていました。iPhoneiPadのように日本では3大キャリア全てが取り扱っているような端末は多くのBandに対応していることが多いですが、601LVは不要なBandは非対応になっているようです*1

b-mobile Sを選択

601LVが掴める電波の詳細な使用や実際に飛んでいる電波の詳細な仕様までは確認しませんでしたが、DMM Mobile(docomo系)で通信したところ実際に良く使用する場所で電波状況があまり良くないので、SoftBank系の格安SIMにすることにしました。

また、上のページを参考に、『値段がそこそこ』『最低利用期間が長くない』『MVNOの中で名が知れている』という観点から、b-mobile Sを選択しました。

同じようなことを検討される方の参考になれば幸いです。

関連リンク:

*1: Lenovoの製品なのでワールドワイド仕様になっていてもおかしくないので、仕様に掲載していないだけで、そのままだったり・なんとかすると使えるという可能性もありますが^^;