ソーラーパネルの12V出力を何かに使おうと思い、100均のUSBシガー充電器を分解してみた
12V出力のソーラーパネルを使って何か動かしてみようと思ったのだけど、手元に12V駆動の適当な電子機器が見当たらず、5VのUSB給電で動く機器はいろいろあったので、適当なDC-DCコンバータが入手できればと思い、100均でUSBシガー充電器を買ってきました(^-^)
早速分解
とりあえず分解しました(シガーソケットに一度も差されることなく分解されるUSBシガー充電器😅)。
マイナスドライバーを二つ使って隙間からパカっと開けました。4箇所の爪で止まっているだけなので、慎重に外せば分解後も元に戻せる構造になっていました。
DC-DCコンバータはSSMのLC51
メイン機能となるDC-DCコンバータのLC51があり、(おそらく)リファレンス通りのダウンコンバータ回路が組まれているようです。
裏側はこんな感じ。
シルクの型番でGoogle先生に尋ねてみましたが、データシートを見つけることができませんでした^^; パッケージは違いますが、こちらのページによるとShenzhen South Silicore Microelectronicsという会社が出しているMC34063のセカンドソース品のようです。そこで、MC34063で検索して一番上の方に出てきたオンセミのセカンドソース品のデータシートとTIのデータシートを参考にしました。確認したかったのは、入力電圧範囲と出力電流で、どちらのデータシートのFeaturesにも入力電圧が3-40Vで出力電流が1.5Aとなっているので、おそらくLC51も似たような性能を持っているものと想像します。
「手元のソーラーパネルで何かできれば良いや」ぐらいのつもりで買ってきたUSBシガー充電器でしたが、40Vまで使えるようなので一般的なソーラーパネルの出力電圧であればほとんど対応できそうです。出力電流はもっと欲しかったですが、実験でちょっとした工作をする分には役立ちそうで良かったです(^-^)