スマートスピーカー比較 Amazon vs Google (2年半使ってみて)

Echo Show 5 (エコーショー5) スクリーン付きスマートスピーカー with Alexa、チャコール  Echo Dot (エコードット)第3世代 - スマートスピーカー with Alexa、サンドストーン

スマートスピーカーを使い始めてから2年が経ちました。自宅では主にAmazonのEcho DotとEcho Show 5を、ギークハウス広島(管理しているシェアハウス)ではGoogle Home miniを使っています。

これまで使ってみて「製品によってそれぞれ特長があるなぁ」と感じるので、これからスマートスピーカーを買おうと思っている人や別の製品だとどう違うのか気になる方へ参考となるように、AmazonGoogleスマートスピーカーを両方使ってみて感じたことをさらっとお伝えします(反響が大きければ深掘りするかもです😅)。

とりあえずスマートスピーカーを使ってみたい方には

AmazonのEcho DotかGoogleのNest Miniをオススメします。どちらも5-6千円ほどの製品ですが、たまにキャンペーンで半額の3千円程度で売られていることがあるので、それを狙うか、一世代前の型落ち*1を選ぶと安く入手できるのでオススメです!

スマートスピーカーの歴史

会社による製品の特長を比較する前に、少し歴史を振り返ってみます。スマートスピーカーの業界はAmazonが2014年の冬にアメリカでAmazonの招待メンバー限定でEchoを発売したのが始まりでした。その後、2015年にアメリカの一般向け販売、2016年にイギリス、ドイツでの販売が始まり、2017年の冬に日本での販売が開始されたという流れです。

それを追いかける形で2016年の冬にGoogleアメリカでGoogle Homeの発売を始めました。GoogleAmazonを一気に追い上げ、日本でスマートスピーカーが発売された2017年の冬は、Amazon EchoGoogle Homeがほぼ同時期に発売となりました。

Google製品の特長

そんな経緯があったので2017年冬にスマートスピーカーの購入を検討した当時、やはりAmazon製品には一日の長がありました。ですが、単純な機能比較でGoogleのAI技術が光って見えたので、その時はGoogle Homeを購入しました。

普段からGoogleアカウントでスケジュールの管理をしているので、予定の追加や確認ができるというのも判断材料の一つとなりました。Amazon Echoでも同様のことはできますが、AmazonのカレンダーとGoogleのカレンダーを両方使うと使いづらくなります😅

また、様々なAIの技術開発をしているGoogleの技術が導入されているだけあって、音声で受け答えをするという基本的な昨日に関しては全く問題なく、ちゃんとした製品に仕上がっている印象を受けた覚えがあります。

それを顕著に感じたのが「〇〇の鳴き声は?」という質問です。Google Homeで「ライオンの鳴き声は?」と尋ねると、実際のライオンの鳴き声が再生されるのですが、Amazon Echoでは「がおー!!」と人間の鳴き真似が返ってきます😅こんなところはGoogle検索の技術が活かされてるなぁ、と感じますので、Google Homeシリーズをお持ちでまだ体験されていない方は、ぜひいろんな鳴き声や音を尋ねてみてください😄

Amazon製品の特長

ただ、スマートスピーカーの製品作り関してはAmazonに一日の長があるように感じます。2017年冬の当時、日本版ではAmazonGoogleも音声通話はできませんでした。当時のGoogleスマートスピーカー作りの勢いを信じてすぐにでも音声通話ができるようになるだろうと予想してGoogle Homeを選択したのですが、その予想は見事に外れました。

Amazon Echoでは2018年から日本でも音声通話ができるようになったのですが、Google製品では標準状態ではいまだに音声通話ができません。

「Alexa、おじいちゃん/おばあちゃんを呼び出して」とか頼めば通話できる簡単さは、とかくこういった製品を敬遠しがちなシニア世代へ導入するのに非常に大きなアドバンテージではないかと感じています。特にEcho Show5やEcho Show8といったディスプレイ一体型のタイプを使えばビデオ通話ができるので、スマホタブレット・PCの操作ができないでもシニア世代と孫世代が距離を超えてコミュニケーションをとることができます。ウィズコロナ時代が謳われる現在にはますます重要なツールとなるかもしれません。

まとめ

いろんな機能で比較することはできるのですが、スマートホーム機器との連動やスマートスピーカー向けのスキルで機能の拡張ができるのは、どちらが優れているとかの評価はしづらいです。

ざっくりと評価すると家電的な製品作りができているのがAmazon Echoで、玄人好みでカスタマイズすれば世界が広がるのがGoogle Home/Nest Miniだというのが、この2.5年間ぐらいこれらの製品を使いながら感じた感想です。

スマートスピーカーの製品の基本機能はまだ発展途上の過渡期ではありますが、十分に生活に役立てることができます。これからは音声操作ができる機器がさらに増えたり、連携したりすることと想像するので、まだ体験していない方にはぜひ体験してもらいたいです。

 

 

*1:Amazon Echo Dotの現行世代は第三世代なので、第二世代の在庫が安いです。また、Google Nest MiniはGoogle Home Miniが前世代に当たります。